2022.12.02

宿泊費 最大5000円補助

富士河口湖町 独自に

 富士河口湖町は、町独自で観光客の宿泊費を補助する事業「富士河口湖おもてなし割」を12月1日から開始。冬の閑散期に誘客し、町内経済の活性化を図る狙いで、宿泊費を最大5千円割り引くほか、町内で使える商品券を最大2千円分配布する。

 事業は、宿泊費が1人1泊2万円以上の場合、町が5千円を補助し、1枚千円分の商品券も2枚配布する。1泊8千円以上~2万円未満は3千円を補助し、商品券を千円分受け取れる。一つの旅程につき、宿泊補助額の上限は1人当たり1万5千円、商品券は6千円分まで。全国旅行支援との併用はできない。

 事業期間は来年2月27日宿泊分までで、商品券は2月28日まで使用可能。年末年始(12月28日宿泊~来年1月3日宿泊)は補助の対象外となる。12月1日から宿泊予約サイトなどで割引が適用された予約ができ、補助の対象となる宿泊施設は約450施設、商品券は町内の飲食店や土産物店など約200店舗で使用できる。いずれも今後増える可能性がある。

 補助は2万泊分用意し、事業費は約1億1千万円。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを財源に活用する。

 町観光課の担当者は「冬は西湖樹氷まつりや河口湖冬花火などのイベントがある。割引を活用して町内に出掛けてほしい」と話していた。

(2022年11月30日付 山梨日日新聞掲載)

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