桃太郎伝説PRへ「桃鉄」とコラボ
大月市など スタンプラリーや記念列車
富士山麓電気鉄道とJR東日本八王子支社、大月市などが連携し、12月2日から来年2月28日にかけ、日本各地を鉄道で巡って物件を集める人気ゲーム「桃太郎電鉄(桃鉄)」とコラボレーションしたイベントを行う。大月市内に伝わる桃太郎伝説をPRしようと企画。大月や甲府などの駅や観光スポットを巡るスタンプラリーを開催。富士急行線ではゲームの世界観を表現した記念列車を運行する。
桃鉄はプレーヤーが鉄道会社の社長となり、日本全国を鉄道で巡って物件を買い集め、資産額を競うゲーム。イベントは「桃太郎電鉄スタンプラリーinやまなし おおつき桃太郎伝説を探る旅」と題して企画した。
スタンプラリーでは大月、甲府、小淵沢、富士山の各駅とその周辺施設11カ所を巡り、ポスターに記されたQRコードを読み取るなどしてキャラクターのスタンプを集める。鉄道乗務員の業務を体験するイベントへの招待状や大月市の特産品などが当たるという。
大月~河口湖駅間を走る富士急行線では、コラボ記念列車を運行。オリジナルのヘッドマークのほか、車内を桃鉄の世界観に合わせて装飾する。富士山駅ではイベント期間中、ホームの駅名看板を1カ所切り替え、ゲームに登場する「富士吉田駅」が“復活”する。富士急ハイランドの園内には、「決算」と書かれたパネルを設置したフォトスポットが現れる。
大月市の和菓子店「栄月製菓」と市観光案内所では、キャラクターを描いた煎餅を販売。富士山駅の売店「ふじやま屋」などで、コラボ記念の駅入場券やキーホルダー、クリアファイルなどを扱う。
イベントを主催する富士山麓電気鉄道の担当者は「桃鉄とのコラボを通じて、大月市の桃太郎伝説を積極的に発信していきたい」と話している。
(2022年11月21日付 山梨日日新聞掲載)