2022.10.24
富士登山を仮想体験
ミュージアム 映像展示室整備へ
富士吉田市のふじさんミュージアムは、富士登山の景色を仮想現実(VR)で楽しめる映像展示室を整備する。室内一面に映像を流し、登山者目線や山頂からの季節ごとの景色を疑似体験できるようにする。来年3月に導入する予定。
ミュージアムによると、計画しているのはVR技術を使った映像展示で、会議室の一室に整備する。室内の壁360度と床一面に映像を流し、登山者目線の景色や山頂からの眺望、季節ごとに表情を変える富士山の遠景などさまざまな角度で霊峰を紹介する。
新型コロナウイルス対策の観点からゴーグルなどは使用せず、室内から肉眼で体験できる。一度に20人程度の入室を想定している。
現在、資料映像の編集やストーリー制作を進めており、来年3月末に導入する予定。富士登山未経験者や外国人観光客らを主な利用者として想定している。
ふじさんミュージアムの担当者は「富士登山や絶景をVRを通して感じてもらい、実体験への橋渡しとなるようにしたい」と話している。
(2022年10月22日付 山梨日日新聞掲載)
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