2022.10.20
野生キノコ基準値超
放射性物質 富士北麓の3検体 今季2回目
山梨県は17日、富士北麓3市町村で採取した野生キノコ3点から国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る放射性物質を検出したと発表した。基準値を超えるのは今季2回目。
県林業振興課によると、13日に富士吉田と富士河口湖、鳴沢の3市町村で採取した6品目12点を検査。その結果、3市町村で採取したショウゲンジ3点から、1キロ当たり130~160ベクレルの放射性セシウムを検出した。
国は2012年10月に3市町村での出荷制限を指示。県は採取や出荷の自粛を要請し、毎年、出荷制限区域の野生キノコを検査している。今季は9月30日に11年連続で国の基準値を上回る放射性物質が検出されたと発表し、採取などの自粛要請を継続している。
(2022年10月18日付 山梨日日新聞掲載)
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