撮影通し地域再発見

富士河口湖　写真家招き講座

　富士河口湖町は、町在住の写真家テラウチマサトさんを招いた写真講座「富士河口湖町フォトプロジェクト」を開いている。写真を通じて町の魅力を再発見し、郷土愛の醸成を図ろうと企画し、今年で４年目。今年の講座は年３回で、来年には受講者の写真展も予定している。

　１７日に町西湖の「西湖いやしの里根場」で開かれた講義は「色」がテーマだった。テラウチさんが色相環を示しながら「両隣は仲の良い色で違和感が生じない。補色を入れると、色が目立つ」などと説明。秋を感じる写真を撮るように呼び掛け「色の組み合わせを意識しながら撮影してほしい」とアドバイスした。

　受講者は施設内を歩きながらススキとかやぶき屋根を同一フレームに入れた写真や、野花などを撮影。その後テラウチさんから講評を受けた。

　次回は１０月に開催し、撮影した写真の一部は来年、町中央公民館で展示する予定。町生涯学習課の担当者は「普段とは違う視点で、新たな魅力を発見できる面白い講座。町への愛着を深めてほしい」と話していた。

(2022年9月28日付 山梨日日新聞掲載)