富士スバルライン営業延長

今夏 マイカー規制期間外

　県は１４日、今年の富士山夏山シーズン期間の富士山有料道路（富士スバルライン）の営業時間を発表した。マイカー規制期間外は昨年から２時間延長し、午前３時～午後８時（下り午後９時４５分）とする。昨年、営業時間の制限に伴い渋滞によるトラブルが発生したことから緩和を決めた。

　県道路整備課によると、マイカー規制の対象外となるのは７月１～１４日と９月１～１０日。昨年は午前３時～午後６時（下り午後７時４５分）としていたが、渋滞の発生により時間内にゲートを通過できないなどのトラブルがあったという。

　一方、マイカー規制期間の７月１５日～８月３１日は昨年と同じ午前３時～午後６時（下り午後７時４５分）とする。開山期間の富士スバルラインの営業時間は、感染拡大前の２０１９年までは２４時間営業としていたが、新型コロナウイルス感染拡大以降は宿泊を伴わない「弾丸登山」などによる混雑を避けるため、時間を制限している。

　富士登山を巡っては、今夏は新型コロナ感染者数の減少で登山者数の増加が見込まれている。県は感染対策として、５、６合目で登山者に対する検温やチェックシートに基づく体調管理を行い、問題がなかった場合はリストバンドを着用してもらう。

(2022年6月15日付 山梨日日新聞掲載)