富士五湖のＳＤＧｓ紹介

観光連盟がポスター作製

　富士五湖観光連盟（堀内光一郎会長）はこのほど、富士五湖地域の事業所が進める国連の持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）の取り組みについてまとめたポスターを作製した。事業所の先進的な取り組みを多くの人に発信し、ＳＤＧｓを重視する新たな客層の掘り起こしにつなげたい考え。

　連盟は昨年７～８月にかけて「富士五湖の自然環境を守るために取り組んでいること」について、企業にアンケートを実施した。６９事業所から得た回答を分析、集計。「サスティナブル（持続可能）な観光へのチャレンジ」や「資源の有効活用、ごみ削減へのチャレンジ」など六つのテーマに分類してポスターにまとめた。

　「サスティナブルな観光へのチャレンジ」のテーマでは伝統文化重視やごみの持ち帰りの呼び掛け、「資源の有効活用、ごみ削減へのチャレンジ」のテーマではペーパーレス化やプラスチック削減など、各企業の具体的な取り組みが書かれている。

　作製したポスターは連盟の会員らに配布したという。連盟の担当者は「サスティナブルな取り組みは小さなことでも大きな成果につながる。観光客にＳＤＧｓの観点から選ばれる地域になればうれしい」と話している。

(2022年5月25日付 山梨日日新聞掲載)