2022.4.15
北富士演習場で恒例の「火入れ」
富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合(吉田恩組)と旧十一ケ村入会組合は10日、北富士演習場で恒例の野焼き「火入れ」を行った。
富士吉田市、山中湖村、忍野村忍草地区の各入会組合の役員や消防など約700人が参加。演習場内3カ所に市村ごとに集まり、火入れ宣言を行った後、午前9時の花火の合図とともに一斉に点火し、国有入会地の下草約1900ヘクタールを焼いた。
北富士演習場での「火入れ」は、昭和40年代前半から行われている。入会住民が演習場内に持つ入会慣行を主張し、下草を焼いて林産物などの育成や増産を図るのが目的。例年は入会住民なども含め約4千人が参加して行われるが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、3年連続で規模を縮小して実施した。
(2022年4月13日付 山梨日日新聞掲載)
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