2022.4.08
思い出トレイン運行
富士山麓電鉄事業開始を記念
富士急行から鉄道事業を引き継いだ富士山麓電気鉄道(富士河口湖町船津、上原厚社長)は、事業開始を記念した電車「思い出ギャラリートレイン」の運行を始めた。大月-河口湖間を結ぶ普通電車として、夏ごろまで1日4~5往復する予定。
同社は富士急行の100%子会社で、昨年5月に設立。富士急行から鉄道事業を引き継ぎ、1日に事業を始めた。
記念電車は3両編成で、旧河口湖駅舎と富士山を描いたヘッドマークが付いている。車内には鉄道イラストレーター「始発ちゃん」が駅舎などを描いたイラストや、利用者が撮影した車両の写真、同社で保存している鉄道開業当時の写真などを掲示している。
1日に河口湖駅で行われた出発式には、沿線4自治体のマスコットキャラクターが登場。小泉征貴管理駅長が「安心して利用してもらえるよう努力していく」とあいさつした後、発車した。
上原社長は「沿線の皆さまの声を聞いて寄り添い、喜んでもらえる鉄道を目指していく」と話した。
(2022年4月6日付 山梨日日新聞掲載)
広告