樹海フォトコン 入賞者決まる

吉岡さん（北杜）最優秀賞

　青木ケ原樹海を題材にした「樹海フォトコンテスト」（県主催）の入賞者が決まり、最優秀賞に北杜市の吉岡里美さんの作品が選ばれた。

　吉岡さんは樹海を訪れ、コケに覆われた溶岩と、溶岩に根を張り高く伸びた樹木を撮影。森の形成過程が分かり、神秘性を感じられる点などが評価された。

　コンテストは、樹海を巡る各種ツアーに参加した人を対象に実施。「光」「命」「再生」の３テーマを設け、昨年７月から１０月にかけて募集し、県内外から１８６点が集まった。甲府市出身のモデル高瀬真奈さん、写真家のテラウチマサトさんらが審査。最優秀賞のほか、審査員賞４点を決めた。

　コンテストは、自然豊かな樹海の魅力に触れてもらい、自殺を図る人が多いとされる樹海のイメージアップにつなげる狙いで実施した。

(2022年1月31日付 山梨日日新聞掲載)