2022.1.24

大正-昭和初期の富士登山道知って

旧外川家住宅でパネル展

 大正から昭和初期の富士山の登山道を紹介するパネル展が、富士吉田市上吉田3丁目の御師旧外川家住宅で開かれている。鳴沢村の自営業大宮仁さん(72)が長年かけて収集した案内図や写真資料など約100点が並んでいる。

 大正時代の吉田口や富士宮、須走、御殿場登山道の写真が使われたポストカードを展示。大正や昭和初期に登山者に配布された啓発チラシは登山の注意点を記載している貴重な資料で、古くから富士山に登山者が訪れていたことがうかがえる。江戸時代の登山道を記した地図もある。

 大宮さんは「昔からさまざまな登山道を使い全国の人々が富士山に登っていた歴史を知るきっかけにしてほしい」と話している。

 パネル展は2月28日まで。観覧には入館料(大人100円、小学生から高校生50円)が必要。午前9時半~午後5時(最終入館は午後4時半)。火曜日休館。

(2022年1月22日付 山梨日日新聞掲載)

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