2021.11.21
富士山の「瞬間」切り取る
富士吉田で渡辺さん写真展
富士北麓地域で富士山の写真を撮り続けている富士吉田市上吉田の渡辺英一さん(65)は21日まで、同市の富士急行線富士山駅ビル「Q-STA(キュースタ)」で写真展を開いている。
渡辺さんは地元で中学教師を務めていた2005年に交通事故で頸椎を損傷。つえがないと歩けないようになった。07年からカメラを手に取り、ほぼ毎日、早朝に富士五湖周辺から富士山を撮影している。写真コンテストの受賞歴も多数ある。
写真展では「瞬間」をテーマに、時間帯や季節、天候によって見え方が変わる富士山の姿を意識して撮影した33点を展示。水田に映り込む「逆さ富士」や朝焼けに染まる「赤富士」、虹や雲がかかる富士山の写真が並ぶ。渡辺さんは「瞬間によって姿が変わっていく富士山の魅力を知ってほしい」と話している。
午前10時~午後8時(最終日は午後4時まで)。入場無料。
(2021年11月19日付 山梨日日新聞掲載)
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