ピクトグラムで事故防止

富士吉田署署員がデザイン

ピクトグラムを用いて製作したチラシを持つ似顔絵捜査員（左）とサイバー捜査員＝富士吉田署

　秋の行楽シーズンを前に富士吉田署は、単純な図形を組み合わせ情報を伝える絵文字「ピクトグラム」を使い、山岳遭難と水難事故の防止を呼び掛けるデザインを考案した。啓発用チラシに使用している。

　ピクトグラムが東京五輪開会式のパフォーマンスで話題となったことから、署地域課のサイバー捜査員と似顔絵捜査員がアレンジして２種類のチラシを作った。

　一つはライフジャケットの着用と水上バイクの危険運転禁止を伝えるピクトグラムを描き、「守ろう命と湖のルール」と呼び掛けている。もう一方は「ルールを守って楽しい登山」と記し、無理な登山や軽装登山の禁止などを鮮やかな色使いで訴えている。

　チラシは交番や駐在所、駅などに掲示するという。志村一副署長は「ルールを守って楽しい行楽となるよう、チラシを通じて啓発していきたい」と話していた。

(2021年9月25日付 山梨日日新聞掲載)