2021.8.21
富士山で再び土石流
富士山西側斜面の大沢崩れで18日、土石流が発生したことが国土交通省富士砂防事務所の調査で分かった。
15日に続いて今月2回目。事務所によると、18日午前6時40分ごろ、大沢川に設置している監視カメラで土石流を確認した。上流近くの転落防止柵の一部が破損したという。静岡県富士宮市の砂防施設「大沢川遊砂地」で下流への流出を抑えたという。
大沢川上流の大滝雨量観測局(同市)では18日午前5時からの1時間で、最大86ミリの降雨を観測。事務所は大雨で土石流が発生したとみている。
正確な土砂流出量は調査中で、今後、ドローンで流出量を調べる方針。事務所は「前回より土砂流出量は大きい」とみている。
(2021年8月19日付 山梨日日新聞掲載)
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