2021.6.23

郡内織物の傘ずらり

富士吉田で3業者 製品展示

郡内織物で作られた傘が並ぶ会場=富士吉田・Q-STA内「ミル・ショップ」

郡内織物で作られた傘が並ぶ会場=富士吉田・Q-STA内「ミル・ショップ」

 郡内地域の織物業者でつくるグループ「ヤマナシハタオリトラベル」は、梅雨入りに合わせ、郡内織物で製作された傘を集めた展示販売を富士吉田市内のアンテナショップ「ミル・ショップ」で開いている。グループによると、複数業者の傘が集まるのは初めてといい、色とりどりの傘約80点が並ぶ。

 ミル・ショップは富士急行線富士山駅の駅ビル「Q-STA(キュースタ)」1階で運営。会場では郡内織物の生地で傘を手掛ける槙田商店(西桂町)と舟久保織物(富士吉田市)、デザイン会社「アネクドット」(韮崎市)が出品している。

 いずれも先染めの生地に防水、はっ水加工を施して仕上げた。槙田商店は県産業技術センターと山梨大が共同開発した特許技術のジャガード織りで、グラデーションを表現。舟久保織物はかすんで見える模様が特徴のほぐし織りで仕上げた。アネクドットは独特な模様が目立つ。

 梅雨の時期に合わせ、傘で郡内織物をPRしようと企画。展示販売は梅雨明け時期にもよるが、7月中旬までは継続する予定。

 グループの小林新司代表は「傘を持って出掛けるのが楽しみになるような商品がそろっているので、会場を訪れてほしい」と呼び掛けている。

(2021年6月21日付 山梨日日新聞掲載)

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