Ｍｔ．富士ヒルクライム ４７２６人疾走

池田（東京）初Ｖ、女子・望月（愛知）制す

【自転車ロードレース　Ｍｔ．富士ヒルクライム】力強くペダルを踏み込む選手たち＝富士山有料道路（富士スバルライン）

　富士山５合目を目指す自転車ロードレース「富士の国やまなし　第１７回Ｍｔ．富士ヒルクライム」（同大会実行委員会主催）が６日、富士山有料道路（富士スバルライン）などで開かれた。全国から４７２６人が出走し、全長２４キロ、標高差１２５５メートルのコースでタイムを競い合った。

　競技は性別や年齢によって分けられる１４カテゴリーと、過去の同大会などの記録を参考に実行委が選抜した「主催者選抜クラス」で実施。主催者選抜クラスで男子は池田隆人（２５、東京都）が初優勝、女子は望月美和子（２７、愛知県）が３年ぶり２度目の優勝を果たした。

　雨や強風の中、総合優勝は選抜クラスの強豪によって争われる展開が続いた。全部門で最速となった男子の池田は序盤から先頭集団を引き離し、５６分２１秒を記録。女子の望月のタイムは１時間１３分４１秒で、接戦を制した。

(2021年6月7日付 山梨日日新聞掲載)