2021.6.05
河口湖上祭 今年も中止
新型コロナウイルス感染拡大を受け、富士河口湖町が8月に河口湖など町内四つの湖を会場に開く予定の花火大会を中止する方針であることが2日、分かった。中止は2年連続。町は7月の花火大会も中止する。山梨市で7月に開かれる花火大会も中止が決まった。
中止されるのは富士五湖の花火大会のうち、西湖竜宮祭(8月2日)、本栖湖神湖祭(3日)、精進湖涼湖祭(4日)、河口湖湖上祭(5日)。「変異株の感染が拡大する中、不特定多数が訪れる会場では対策を万全に行えない」(町関係者)として、地元の観光協会と町が協議して中止する方針を固めたという。町は3日の定例記者会見で正式に発表する。
大会の皮切りとなる8月1日の山中湖報湖祭は、山中湖観光協会が今月10日に開催の可否を最終判断する見通し。富士五湖の花火大会は、色鮮やかな花火が夜空と湖を彩る夏の風物詩で、河口湖湖上祭は県内外から例年12万人が訪れている。
このほか、富士河口湖町は7月3日に実施予定の富士山山開きまつり花火大会も中止する方針。町の担当者は「地元の人も楽しみにしている祭りで、2年連続の中止は苦しい決断だった」と話した。
(2021年6月3日付 山梨日日新聞掲載)
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