富士山と自然活写 受賞作品など５０点

甲府で石原光男さん個展

　笛吹市の写真家石原光男さん（８８）は２８日まで、甲府・県立美術館で、写真展「美しい富士山と自然の風景」を開いている。石原さんが６０年ほどかけて撮影した作品の中から、富士山と周囲の自然を切り取った約５０点を展示している。

　石原さんは県庁で長年カメラマンとして勤務し、１９９４年に退職。その後二科展への出展を始め、６度受賞した。功績が認められ、２０１４年には二科会写真部会員に認定された。

　今展では、１２年の二科展で記念賞を受けた代表作「夕陽に染まる」などを展示。季節によって移り変わる富士山とその周辺の風景を切り取った一枚が並ぶ。

　石原さんは「貴重な自然現象を収めた写真も多いので、ぜひ足を運んでほしい」と話している。午前９時～午後５時（最終日は午後３時まで）。

(2021年4月27日付 山梨日日新聞掲載)