2021.4.23
コブハクチョウ ひな誕生心待ち
山中湖に生息するコブハクチョウが先月から産卵をはじめ、湖岸で親鳥が卵を温める姿が観光客らの目を引いている。
山中湖村観光産業課によると、今年は3月8日に同村平野の長池親水公園付近でコブハクチョウの卵を初めて確認した。4月13日までに、他の巣の卵も合わせると計34個を確認したという。
同所のボート業「しゅうすいや」は、湖岸のボートハウス横のやぶの中で同日までに3個の卵を発見したといい、高村嘉司社長は「生まれてくるひなが観光客を癒やしてくれると思う」と話した。
村によると、毎年15~20羽がひなにかえるというが、大人に成長できるのは約3割。担当者は「親鳥に近づくと攻撃的になる。遠くから温かく見守ってほしい」と話している。
(2021年4月21日付 山梨日日新聞掲載)
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