2021.4.24
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富士山噴火に備える /
特集(山梨日日新聞特集から) /
【富士山噴火ハザードマップ・改訂版】<4>噴石
大規模なら4キロ飛散
20センチを超える「大きな噴石」は、大規模噴火の場合は火口範囲から4キロ、小中規模は2キロまで及ぶ恐れがある。想定火口範囲が広がったことで、噴石が到達する範囲は北東側と南西側に広がった。
噴石は噴火時に火口から放り飛ばされる直径2ミリ以上の岩片、岩塊の総称。気象庁の定義では、防災上、警戒・注意すべき岩石を「噴石」と呼んでおり、大きさにより「大きな噴石」と「小さな噴石」に区分。おおむね20~30センチ以上で、風の影響をほとんど受けずに弾道を描いて飛散するものを「大きな噴石」としている。
最新の調査結果に基づき、想定火口範囲は北東側と南西側に広がり、噴石が及ぶエリアも2004年版と比べて北東側、南西側に拡大した。
可能性マップを見ると、富士吉田市内では東富士五湖道路や国道138号を越え、市街地にも飛ぶ可能性がある。鳴沢村方面でも国道139号付近や本栖湖にも影響が及ぶ可能性を指摘した。
一方、山中湖村や忍野村、富士河口湖町の一部では被害が及ばないとみられる。
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