2021.4.09
ラベルなしボトル水を発売
富士ミネラル、保存水で販売 脱プラ環境負荷低減
富士急グループの富士ミネラルウォーター(東京都)は、ペットボトルのラベル包装がない「ラベルレスボトル」で、非常用保存水の販売を始めた。脱プラスチック化の取り組みとして販売。非常用保存水をラベルレスボトルで販売するのは「国内初」(同社)という。
災害時の備蓄や環境問題への意識の高まりを受けて企画。プラスチック材料の削減で環境負荷を低減できるほか、ペットボトル処分時のラベルの分別作業を減らせる。
内容物は同社がこれまで販売してきた非常用保存水と同じで、富士吉田市内の採水地でくみ出した富士山麓の水を加熱殺菌してボトルに封入している。2リットルペットボトル6本入りケースを1800円、500ミリリットルボトル24本入りケースを3600円(いずれも税抜き)。水の賞味期限は5年間で、このほかの栄養成分表示はケースの外装に記載する。
同社オンラインショップで個人向けに販売するほか、企業や公共施設、学校などからの大量注文には予約受注販売で対応する。同社担当者は「環境問題を意識する人にも対応できるようにした。災害時に備えて早めに備蓄しておいてほしい」と呼び掛けている。
(2021年4月7日付 山梨日日新聞掲載)
広告