2021.2.14
〈カーリング日本選手権〉富士急 決勝Tあと1勝
カーリングの日本選手権第4日は11日、北海道・稚内市みどりスポーツパークで予選リーグが行われ、女子の富士急(小穴桃里、小谷優奈、石垣真央、小谷有理沙、苫米地美智子)は第5戦でチーム倉敷と対戦。13-1で勝利した。通算成績は2勝3敗。
富士急は第1エンドで4点を挙げて主導権を握ると、その後も安定したショットで得点を重ねた。第3エンドには大量5点を追加。第6エンドに2点を加え、13-1となったところで、チーム倉敷が敗戦を認めてギブアップした。
【女子】▽予選リーグ
富士急 13-1 チーム倉敷
勝利引き寄せた強力ショット
富士急のサード小谷優奈が勝負どころでテークアウトを決めた。「納得のいくショットができている」と充実感を漂わせた。
テークアウトは相手ストーンをハウス(円)の外にはじき出すショット。小谷はこの日も第6エンドで2投いずれもテークアウトを決めた。
今大会は大事な場面で相手ストーンを二つはじき出すダブルテークアウトを決めるなど、ショットの力強さが際立つ。小谷は「テークアウトには自信がある。練習の成果を発揮できている」とうなずく。
サードとして、スキップの小穴桃里にいかに良い形でつなげるかを意識しているといい、小穴も「優奈が良いショットを決めてくれるので、とても頼もしい」とチームメートの信頼は厚い。
リードを務める小谷有理沙は妹。姉妹で北京五輪出場を目指す。「幸せなこと。姉妹で五輪出場に貢献したい」と力を込めた。
(2020年2月12日付 山梨日日新聞掲載)
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