「新たな富士山」エッセーで発信
山梨県富士吉田市が立ち上げた、さまざまな視点から富士山の姿を伝えるエッセーサイト「フジサンノフモト」。山小屋関係者、登山ガイド、写真家がエッセーや写真を寄せている。
新型コロナウイルスの影響で、2020年夏の富士登山は禁止となったことから、登山するだけではない富士山の楽しみを伝えようと企画。
国内外で活躍する写真家の浜田英明さん=大阪府=は「ハタオリマチノキオク」と題し、麓から撮影した富士山や織物工場、昔ながらの雰囲気が残る街並みなどをとらえた写真を掲載している。
一般社団法人「マウントフジトレイルクラブ」(鳴沢村)代表理事の太田安彦さんは富士山の歴史を紹介。富士山吉田口8合目の山小屋「太子館」の井上義景さんは山小屋の役割などを記している。
市はオリジナルポストカード=写真=も2万枚作製。表面は富士山と麓の市街地を描いたイラストで、裏面には企画の趣旨説明やサイトのQRコードが入っている。全国のアウトドアショップや観光施設などに配布。
サイトでは今後もさまざまな分野の専門家のエッセーを紹介していく予定。
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