織物業に関わる人や町紹介
山梨県の富士吉田市地域おこし協力隊の森口理緒さんが作った、織物業をテーマにした小冊子「HATAORI ZINE」。2020年8月第1巻発行。織物業に関わる人や町並み、食文化に与えた影響などを紹介している。
冊子は2020年5月から取材を進め、織物業の職人のインタビューや織物業に関わる人たちが使う独特の言葉などを掲載している。
織物業と吉田のうどんの関係について、織り機を動かす女性に代わり、男性が昼食にうどんを打ったのが始まりとされるルーツを説明。兵庫県西脇市の播州ラーメンや群馬県桐生市のひもかわうどんが生まれた背景にも、盛んだった織物業が関わっていたことを取り上げている。
織物産地のまちづくりの研究についての寄稿もあり、富士吉田市では家族で織物業を営んでいることが多く、工場に住居が併設されていることなどが特徴とする分析を掲載している。
冊子はB5判、24ページで400部作成。600円(税込み)で販売。問い合わせはふじよしだ定住促進センター、電話0555(73)9438。
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