山頂からの富士山は秀麗そのもの
本社ケ丸(標高1631メートル、山梨百名山)は、都留、大月の2市の境で、三ツ峠山の北にある。ここを頂点にして大月市の境の山々と三ツ峠山が、馬蹄形に都留市大幡を囲む。山上から東を望むと、馬蹄形の底を大幡川が東へ流れる。
山頂の西には清八峠。南には三ツ峠山、東へ下れば都留市大幡、北へ行けば大月市笹子、西は御坂峠から国中や富士北麓へ。かつての交流路だが、今は登山者や富士山撮影の写真愛好家が訪れる。
大月市が「秀麗富嶽十二景」として紹介している山のひとつで、山頂からの富士山は秀麗そのもの。山頂手前、自然林の中に抜きでる展望台・造り岩も、山梨の山深さが満喫できる場所。
なお、周辺には「丸」のつく山が集中している。分布は大菩薩嶺から丹沢、奥多摩にかけてで、全国でも珍しい集中度である。
広告