2019富士登山者アンケート[5]<混雑緩和>
登山道の混雑緩和について望ましい抑制策を聞いたところ、「入山の事前予約制」が55.0%で最も多かった。「入山料の強制徴収」が45.0%で続いた。
「5合目への車両乗り入れ規制の強化」は28.0%。「登山時間帯の制限」(26.0%)「ガイド同行の義務化」(18.0%)「登山講習の義務化」(15.0%)の順だった。
7月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が承認した、山梨と静岡両県が国と協力して作成した富士山の保全状況に関する報告書では、「望ましい登山者数の水準」について吉田口登山道で1日当たり4千人と設定。4千人を超える日数を3日以下とする目標を掲げた。
昨夏は水準を超えた日が6日あった。富士吉田市の堀内茂市長は、入山規制など強制力のある対策の検討を訴えている。
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