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2007富士山世界文化遺産シンポジウム(東京)

「日本の宝を世界に」文化遺産登録へ連携

世界遺産登録の手順(文化遺産)

 世界文化遺産の候補として国連教育科学文化機関(ユネスコ)に国が提出する「暫定リスト」に追加掲載が決まった富士山。NPO法人富士山を世界遺産にする国民会議は15日、暫定リスト入りを記念して東京・日本青年館で「2007富士山世界文化遺産シンポジウム」(山梨日日新聞社・山梨放送、静岡新聞社・静岡放送、山梨県、静岡県など後援)を開いた。基調講演のほか、各界を代表する4人が「日本の宝を、世界の宝に」をテーマに意見交換。登録に向けた活動を国内外に広げよう、と呼び掛けた。


政府が今年1月に「暫定リスト」への追加掲載を決めた世界遺産候補

■文化遺産

 富士山(山梨、静岡)
 富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬)
 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群(奈良)
 長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎)

■自然遺産

 「小笠原諸島」(東京)

国内の世界遺産(2007年2月現在)

■文化遺産

 法隆寺地域の仏教建造物(奈良・登録1993年)
 姫路城(兵庫・1993年)
 古都京都の文化財(京都、滋賀・1994年)
 白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜、富山・1995年)
 原爆ドーム(広島・1996年)
 厳島神社(広島・1996年)
 古都奈良の文化財(奈良・1998年)
 日光の社寺(栃木・1999年)
 琉球王国のグスクと関連遺産群(沖縄・2000年)
 紀伊山地の霊場と参詣道(三重、奈良、和歌山・2004年)

■自然遺産

 屋久島(鹿児島・1993年)
 白神山地(青森、秋田・1993年)
 知床(北海道・2005年)

(2007年2月22日付 山梨日日新聞掲載)
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