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氷の芸術 幻想的に

 山梨県富士河口湖町の西湖野鳥の森公園で開かれる冬の風物詩、氷の祭典「西湖 樹氷まつり」(同実行委員会主催)。毎年1月下旬から約1ヘクタールの公園内の芝生広場に、富士山をモチーフにした高さ約10メートルのオブジェをはじめ、ナイアガラの滝や干支の動物、クニマスなど氷の芸術作品が並ぶ。

 作品は前年11月下旬から準備を始め、丸太や木の皮でオブジェの骨格を作り、12月下旬から明け方の気温が-4℃程度などの気候条件を満たす日の夕方から翌朝にかけ、スプリンクラーで水をかけて凍らせる。

 日中は富士山を背景に、また夜間はライトアップされた幻想的な雰囲気の中で、氷の芸術を楽しめる。さらにイベント期間中は会場で、地域の特産品やグルメなどの販売も行われる。

 氷像づくりのきっかけは、公園内の水道管が壊れ、屋根に氷のオブジェのようなものができたのが始まりという。その後、富士北麓の寒さを利用して、オフシーズンとなる冬の観光の目玉にしようと、当時の足和田村や観光協会が中心となって、冬のイベントとして開催。2004年には前年の町村合併に伴い、旧河口湖町の「氷の庭園」と統合、イベントの規模拡大を行った。一方、合併前の旧勝山村でも1982年に初めて、同村の河口湖畔で「富士山ろく樹氷まつり」を開催している。

2023年開催概要

開催期間

◇2023年1月28日(土)~2月5日(日) 
※気象状況や新型コロナウイルス感染拡大状況などにより、スケジュールが変更になる場合があります。お問い合わせのうえ、お出掛けください。

開催会場

◇西湖野鳥の森公園 (山梨県富士河口湖町西湖2068)

開催時間(ライトアップ)

◇各日 日没~19:00

アクセス(大池公園)

【電車・バス】
◇富士急行線河口湖駅から西湖周遊バス(グリーンライン)で「野鳥の森」下車
【車】
◇中央自動車道河口湖ICまたは東富士五湖道路富士吉田ICから、国道139号および県道21号経由

問い合わせ

◇富士河口湖町観光課 TEL 0555-72-3168 (平日)
◇富士河口湖町観光連盟 TEL 0555-28-5177 (平日)

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