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パターンⅡ


◆御庭付近から北西へ溶岩◆

 北西斜面の「御庭」付近から、火口列が富士スバルラインを分断して北西方向に延びるパターン。溶岩流は火口列に沿って北西側に流れることが想定される。

 この噴火では、5合目駐車場付近や吉田口登山道に溶岩流や噴石の被害が及ぶ可能性は少ない。登山者はそのまま同登山道を、山頂付近であれば須走口登山道を下山する。

 5合目駐車場付近にいる観光客は、徒歩で東方向に避難。登山者と同じ吉田口登山道を使って麓に向かう。

 富士スバルラインは、4~5合目にある「御庭」付近と、3合目付近の2カ所を火口列が横切り寸断されるため、火口より東側の車両は火口から離れる形で5合目や麓など東側へ避難する。

 富士スバルラインの寸断によって避難路がなくなり、孤立した場合は、最も火口から離れた富士山4合目にある大沢駐車場まで向かい、救助を待つことになる。

 富士スバルラインを通行していた場合、火口に近い場所は溶岩流の到達だけでなく、噴石被害も想定され、避難時に注意が必要だ。


 【富士山噴火 避難ルートマップ】

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