1つ前のページに戻る

8合目⇒頂上

 8合目から赤茶けた溶岩の道を頂上目指して登る。8合5勺をすぎ、数回のジグザグ道を登りきると、3560メートルの9合目。鳥居をくぐり石段を左に曲がりながら登ると、吉田口頂上に到着。8合目から約1時間40分。山頂での御来光を拝みたいなら、余裕をみて日の出時刻より2時間ぐらい前に小屋を出たほうがよい。

 北口本宮冨士浅間神社奥宮、久須志神社のある場所は、火口を取り巻く3725メートルの久須志岳と大日岳との鞍部にあって、山小屋も4軒ほどある。神社に参拝したらそのまま南に進んで大日岳に登る。眼前にお鉢、剣ケ峰が見える小さい広場辺りで御来光を拝む。

 ご来光を拝んだら富士浅間大社奥宮を目指す。大日岳、伊豆ケ岳、成就ケ岳を右に見て左側を巻く。銀明水のところで左から御殿場口が合流してくる。駒ケ岳を左に見て富士宮口の浅間神社奥宮に着く。ここは富士宮口の合流地点でもある。富士山頂郵便局前を通り、三島岳から馬ノ背を越え、最後の急登をあえいで登り切ると日本最高所の剣ケ峰。

 剣ケ峰には「日本最高所峰富士山 3776米」と記された石柱標識と二等三角点が設置されている。西側の侵食の進む大沢崩れのがけっぷちに建つ富士山特別地域気象観測所(旧富士山測候所)は無人観測になっている。東の大火口(大内院)は剣ケ峰より241メートルも低く、それを取り巻く火口壁も見ごたえがある。周囲360度の展望はいうことなし。

ジグザグ道 山頂手前の鳥居 吉田口頂上
ジグザグ道 山頂手前の鳥居 吉田口頂上
ご来光 富士山特別地域気象観測所 火口壁
ご来光 富士山特別地域気象観測所 火口壁

 

広告