道の駅富士吉田
富士山の伏流水 無料で
富士山麓に位置し、年間150万人が利用する道の駅富士吉田(山梨県富士吉田市新屋)。吉田のうどんや地元野菜のほか、富士山伏流水の水くみ場も人気を集めている。
道の駅富士吉田は2003年4月にオープン。エリア内に農産物直売所、富士山レーダードーム館、地ビールレストラン、アウトドアメーカーのモンベルのショップ、キッズランドがある。富士山伏流水の水くみ場は24時間、無料で利用することができ、観光客らの列ができる。
道の駅の売店では、地元野菜や卵、地ビール、富士山にちなんだ土産物を販売。吉田のうどんの麺やすりだね、道の駅限定のシャインマスカットゼリーもある。ネクタイやスカーフなどの郡内織物も並ぶ。全国各地のご当地レトルトカレーを集めたコーナーも展開。入り口には冷凍した馬刺しの自動販売機もある。
2010年4月には、7周年を記念して内装や外観を一新。
2021年11月には、市内の特産品を販売する自動販売機を設置。
2019年の利用者は162万8289人。新型コロナウイルス禍の2020年は132万7557人と減少したが、2021年は164万9399人と持ち直した。
地図大手の「ゼンリン」が2022年4月に発表した会員制サービスによる地方別のチェックインランキングでは、関東1位となった。同年7月24日には近くで東富士五湖道路の富士吉田忍野スマートインターチェンジが開通、さらに利用者の増加が見込まれる。
吉田のうどんが人気 こだわりの自家製麺
道の駅富士吉田には、吉田のうどんを楽しめる軽食コーナーがあり、人気を集めている。カツオと昆布をベースにしただしと、コシのある自家製麺を使い、富士山の伏流水を使ったこだわりの一品。馬肉を乗せた肉うどん(500円)が1番人気。
かけうどん、わかめうどん、かきあげうどん、ひやしうどんなどを用意。混ぜご飯や馬肉めし、馬肉などサイドメニューも充実。
市内はうどん店が多いが、リピーター客も多いという。11枚つづりのお得な回数券も販売。
【所 在 地】山梨県富士吉田市新屋3-7-3
【開 業】2003年4月16日
【敷地面積】約5000平方メートル
【駐車台数】普通車247台、身体障害者用9台、大型車13台、中型車2台、電気自動車用急速充電器1台
【施設内容】物産館、観光案内所、軽食コーナー、リトルキッチン、ドッグラン、水くみ場
【延べ床面積】905.42平方メートル
【営業時間】物産館・観光案内所=9:00~17:00 (土日は9:00~18:00)、軽食コーナー・リトルキッチン=10:00~16:00
【アクセス】
〈電車・バス〉
◇富士急行線富士山駅から富士吉田・忍野八海・山中湖周遊バス「ふじっ湖号」で「富士山レーダードーム館前」下車
〈車〉
◇中央自動車道河口湖ICから国道139号および138号を山中湖方面へ「道の駅富士吉田前交差点」右折
◇東富士五湖道路富士吉田忍野SICから国道138号方面へ
関連項目
●富士山の伏流水
富士山の伏流水を地下100メートルの場所からポンプアップしている。富士山に降った雨や雪が溶岩層を通り数十年かけてろ過された水は、多くのミネラルを含み、バナジウムの含有量が多い。2014年4月、道の駅富士吉田すぐ隣の富士山レーダードーム館の駐車場脇に水汲み場を移設。
●桜織のりとるきっちん
富士吉田市の萌えキャラ「桜織」を店名に掲げたスナックコーナー。看板に飲み物を運んだり、ウインクしたりする桜織をデザインし、行楽客らの人気を集めている。