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2021.2.07 所属カテゴリ: 富士山駅ものがたり / 乗り物駅 /

身延山ロープウェイ 久遠寺駅、奥之院駅

 身延山久遠寺の境内付近の久遠寺駅から山頂の奥之院駅を結ぶ「身延山ロープウエイ」は1963年8月23日に営業開始。全長1665メートルの路線で、高低差は763メートル、片道の所要時間は約7分。

 久遠寺と奥の院両駅舎などは2010年末、リニューアルオープン。駅舎の内外装は白と木目を基調にしたデザイン。奥の院駅近くには富士山、七面山を眺望できる展望台を2カ所新設した。

 リニューアルされたのは両駅舎の内外装と、奥の院駅内のレストラン、売店。「簡素に美しく」をテーマに、外装は白に統一し、内装は木目を基調にしている。

 奥の院駅南側には新たにウッドデッキを整備=写真。ウッドデッキからは東に富士山、天気が良いときには南に駿河湾を望むことができる。また、駅西側にも七面山を眺められる展望台を新設した。

 毎年、元日および3月と10月のダイヤモンド富士が鑑賞できる期間に、早朝特別運行を行う。

 2021年2月には、40年ぶりに3代目となる新型ゴンドラ2基を導入。デザインは、日蓮宗の総本山である久遠寺の持つ荘厳なイメージ。1号車「知恩号」は魔よけを意味する朱色を基調とし、天井には身延山久遠寺の本堂の壁画「墨龍」を描いた。2号車「報恩号」は神秘を意味する藍色で、天井には七面山敬慎院の天井画を描いている。従来型より大型のパノラマガラス(UVカットガラス)を採用し、多言語で身延山の歴史や車窓から見える景色を案内する液晶モニターも設置。換気扇を設置し、定期的に換気をすることで新型コロナウイルス対策につなげる。2月23日運行開始予定。

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