富士急行線・河口湖駅
富士急行線のターミナル駅。河口湖方面の玄関口として1950年8月24日に開業。富士山5合目観光や登山の拠点として多くの人が利用。また、高速バスをはじめ路線バス、河口湖、西湖、山中湖方面の周遊バスなどのバスターミナルとしてもにぎわう。
2006年7月、老朽化などで駅舎をリニューアル。ただ、山岳観光が盛んなスイスのログハウスをイメージし、国土交通省関東運輸局の「関東の駅百選」に選ばれた旧駅舎のレトロな面影は残した。一方で、リニューアルに併せて、景観を阻害していた電柱を短縮。駅舎と富士山を撮影した写真に電柱が入り込まないよう配慮した。
現在の駅舎は木造平屋で、床面積は約750平方メートル。乗車券売り場や改札口のほか、富士五湖地域の土産物が購入できるショップなどを備える。駅前にはロータリーや100台分の有料駐車場を整備。また、富士急行線の前身である富士山麓電気鉄道が1929年の開業当時に運行していた車両「モ1号」も展示。上田丸子電鉄(現上田電鉄)に譲渡されたが、引き取って復元。富士急行線の歴史を今に伝えている。
2013年、同駅で外国人観光客に対応する「コンシェルジュ」を採用。2015年には、自動外貨両替機を設置。
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2020年11月、駅に観光客が無料で利用できる足湯を設置。同年12月には「富士河口湖温泉郷」の副駅名を加える。町が温泉地であることをPRし、国内観光客の呼び込みにつなげる。
■所在地:山梨県富士河口湖町船津3641
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