富士急行線・三つ峠駅
1929年6月19日に小沼駅として開業。開業当初は地名にちなんだ駅名だったが、三ツ峠への登山客の増加に伴い、1937年に現在の駅名に変更。町の玄関口として、登山客や住民に親しまれている。駅名が示す通り三ツ峠の最寄り駅。ホームには三ツ峠中興の祖とされる空胎上人がデザインし、後継者の三世安西和尚が建てたといわれる石像物「だるま石」のレプリカが置かれている。
駅舎は木造平屋建てで、クリーム色の壁と赤い屋根がトレードマーク。屋根に取り付けられた風見鶏が特徴的。
町産業振興課によると、改札口近くには町の地場産業である織物製品が展示されている。女子高生による登山をテーマにした漫画「ヤマノススメ」に登場するほか、自動車のCMのロケなどにも利用されている。
駅の北東約500メートルに位置する標高685メートルの「競馬山」は、明治末期に娯楽として地域住民による競馬が行われていたという。山頂には1周約500メートルの馬場跡が残る。2018年に住民有志が山に遊歩道を設置、富士山を一望できるようにするため山頂も整備した。
■所在地:山梨県西桂町小沼1583
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