全国の「富士」の石でモニュメント
「会津富士」に「蝦夷富士」-。富士山のビューポイントとして知られる山梨県富士河口湖町・河口湖北岸の大石公園に、全国各地にある「富士」の愛称が付けられた山の石を集めて富士山をかたどったモニュメントが置かれている。
町などによると、『富士山の集いモニュメント』と名付けられていて、旧河口湖町が2003年2月に「富士山の日(2月23日)」制定を記念して製作。「全国の『富士』が集まることで、本物の富士山を守る気持ちを高めよう」(同町)との願いを込めている。
「石の富士山」は高さ1.5メートル。北は北海道の「蝦夷富士」(羊蹄山)から南は沖縄県の「本部富士」(目良山)までの石252個が、山体を形成している。台座の四方には富士河口湖町の河口、大石、小立、船津各地区の石も埋め込まれている。
富士山の絶景ポイントに置かれたモニュメントでは、県外からの観光客が本物の富士山を目前に眺めながら、地元の「富士」を探す姿が見られる。
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