富士山挟み原木融通
山梨県山梨市など峡東地域の製材業者でつくる「やまなしウッドチップ協同組合」が、静岡県小山町などの製材業者でつくる「静東森林経営協同組合」と、互いの地域で必要な原木をやり取りする協定を2016年1月に締結。原木を融通し合うことで、県境を越えた安定的な木材供給体制の構築や、富士山を挟んだ両県の計画的な森林整備につなげる。
やまなしウッドチップ協同組合によると、同組合は木質バイオマス発電や製紙に使うウッドチップ用の木材、静岡側は建築用に使う木材を主に扱っているが、必要な木材の確保に至っていないのが現状という。
一方で山梨側は建築用木材、静岡側はウッドチップ用木材が余剰気味になっていることから、足りない部分を補完し合うために協定を結んだ。
互いの地域で産出した木材の有効活用につなげるだけでなく、木材の流通量が増えることで間伐が進み、富士山麓など山梨、静岡両県の広域での森林整備にも役立てるという。民間ベースで県境を越えて木材の流通に関する協定を結ぶのは全国的にも珍しい取り組み。必要な木材の情報などを連絡し合い、年間を通じてやり取りする。
やまなしウッドチップ協同組合によると、同組合は木質バイオマス発電や製紙に使うウッドチップ用の木材、静岡側は建築用に使う木材を主に扱っているが、必要な木材の確保に至っていないのが現状という。
一方で山梨側は建築用木材、静岡側はウッドチップ用木材が余剰気味になっていることから、足りない部分を補完し合うために協定を結んだ。
互いの地域で産出した木材の有効活用につなげるだけでなく、木材の流通量が増えることで間伐が進み、富士山麓など山梨、静岡両県の広域での森林整備にも役立てるという。民間ベースで県境を越えて木材の流通に関する協定を結ぶのは全国的にも珍しい取り組み。必要な木材の情報などを連絡し合い、年間を通じてやり取りする。
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