疾走!山梨リニア実験線
JR東海、鉄道総合研究所(JR総研)の開発した超電導の磁気で走る超高速の未来電車リニアモーターカーの実用化に向け、1977年に建設、走行試験を行ってきた宮崎県のリニア実験線に代わり、1989年に当時の運輸省が、山梨県を新実験線の建設適地に決定、翌年事業着手した。
山梨リニア実験線の本線区間は、笛吹市から上野原市までの42.8キロ。このうち、都留市-大月市間の先行区間18.4キロが1997年に完成、同4月に本格的な走行試験を開始した。同年11月、実験線での有人走行で試験車両が初めて時速500キロを超え503キロを記録。その後1999年4月に552キロを達成し、磁気浮上式鉄道の世界最速記録としてギネスブックに認定。2003年12月には記録を581キロに塗り替えた。
走行試験は、実験線の延伸、更新工事に専念するため、2011年9月末でいったん中断。2013年6月までに延伸区間(西側=笛吹市境川町-大月市、東側=都留市-上野原市秋山、計24.4キロ)の工事が終了。同年8月、2027年に東京-名古屋間の開業を目指すリニア中央新幹線を見据えた新型リニア車両「L0(エルゼロ)系」=写真=を使い、全線で7両編成(最大12両編成)での走行試験を再開した。
再開後は、2015年4月16日に有人走行として世界最高速度の時速590キロを記録。そして5日後の21日には初めて600キロの大台に乗り、時速603キロと最速記録を更新した。
なお、1997年の走行試験開始からの累積走行距離は、2015年4月までに121万8000キロを超えた。このうち先行区間での走行は約87万8000キロ。
山梨リニア実験線の本線区間は、笛吹市から上野原市までの42.8キロ。このうち、都留市-大月市間の先行区間18.4キロが1997年に完成、同4月に本格的な走行試験を開始した。同年11月、実験線での有人走行で試験車両が初めて時速500キロを超え503キロを記録。その後1999年4月に552キロを達成し、磁気浮上式鉄道の世界最速記録としてギネスブックに認定。2003年12月には記録を581キロに塗り替えた。
走行試験は、実験線の延伸、更新工事に専念するため、2011年9月末でいったん中断。2013年6月までに延伸区間(西側=笛吹市境川町-大月市、東側=都留市-上野原市秋山、計24.4キロ)の工事が終了。同年8月、2027年に東京-名古屋間の開業を目指すリニア中央新幹線を見据えた新型リニア車両「L0(エルゼロ)系」=写真=を使い、全線で7両編成(最大12両編成)での走行試験を再開した。
再開後は、2015年4月16日に有人走行として世界最高速度の時速590キロを記録。そして5日後の21日には初めて600キロの大台に乗り、時速603キロと最速記録を更新した。
なお、1997年の走行試験開始からの累積走行距離は、2015年4月までに121万8000キロを超えた。このうち先行区間での走行は約87万8000キロ。
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