10連休の観光客181万人、県内
横断道効果、峡南26%増

更新日:2019年05月15日(水)

 山梨県が14日発表したゴールデンウイーク(GW、4月27日〜5月6日)の県内観光施設などへの人出状況によると、10日間で181万人が訪れ、記録が残る2011年以降で最多となった。中部横断自動車道の一部区間が開通し、静岡県とつながった峡南地域は観光客数が2割以上増加。地元の観光施設では開通効果を実感する声が聞かれた。

 天皇の代替わりに伴う初の10連休中、県内の主要観光施設やイベント会場など69地点を訪れた人の数を集計。県観光企画課によると、総数は昨年(9日間)を39万人(27.6%)上回った。

 地域別では、富士・東部地域が76万9491人(前年比38.4%増)、峡中が37万8826人(同19.1%増)、峡北が31万2176人(同20.8%増)、峡東が20万3540人(同19.2%増)、峡南が14万9080人(同26.8%増)。

 峡南地域では、3月に中部横断道が静岡県と接続した効果を実感する声。前年と比べ、来場者が6割以上増えたという、身延町の甲斐黄金村湯之奥金山博物館の出月洋文館長は「普段は見かけない静岡や浜松ナンバーの車が多かった。中部横断道の開通で、静岡県との距離が近くなったことが要因だ」と話す。

 身延町の富士川クラフトパークの担当者は「通過区間になることを懸念していたが、利用客が増え、中部横断道の効果を実感した」と語った。

 一方で、並行する国道52号付近の施設からは「プラス効果をあまり感じられなかった」との声も。富士川町の特産品を取り扱う同町鰍沢の交流センター「塩の華」と、同町十谷の交流施設「つくたべかん」はGW中の1日当たりの観光客数が前年より、わずかに減少したという。両施設を運営する会社「富士川」の担当者は「国道を通る車の数がかなり減った。GW中に観光客が増えた実感はない」と話した。

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