訪日客動向、集客策に
富士河口湖観光連盟とドコモ連携
ビッグデータ活用、HPで共有

更新日:2019年02月20日(水)

 富士河口湖町観光連盟(山下茂代表理事)は、ドコモCS山梨支店と連携し、訪日外国人客と国内観光客の動向調査を行い、集客策に生かす取り組みを始める。同社のビッグデータを活用し、同町内を訪れる観光客の滞在時間などを収集。同連盟が新たに開設するホームページ(HP)でリンクする観光協会などと共有し、インバウンド観光が好調な富士北麓地域の状況を、県全域の観光振興につなげる。

 同連盟と同支店によると、連盟はドコモから性別や年代、国別の宿泊客数や平均滞在日数、訪れるエリアなどのデータを購入。1年分のデータがそろう4月以降に専門チームを設け、地域の特徴を生かした観光施策を策定する。

 連盟は、県内の観光協会や自治体、旅行会社などに呼び掛けて新しいHP「富士の国 日本」を来月中に開設する。連盟と各協会、旅行会社などが互いにHPのリンクを張り、新HPから県全体の観光情報が収集できる仕組みを構築する。

 連盟は取得したビッグデータを、各協会などに無償で提供。河口湖などを訪れた観光客の行動パターンや傾向を分析し、各地の集客や新たな観光プランの策定などに生かしてもらう。同連盟によると、30団体以上がHPのリンクを張る予定。県外の観光協会などにも参加を呼び掛ける。

 参加する市川三郷町商工観光課は「観光客が訪れるのは夏の花火大会の時期だけで、年間を通してみると観光客は少ない」と説明。「観光客が市川三郷町を観光スポットとして検索するケースは少ないので、観光客が多く訪れる地域と一緒にHPで紹介されると町を知ってもらえる」と歓迎する。

 連盟の山下代表理事は「富士北麓地域は観光客でにぎわっているが、将来的は減る可能性もあり得る。各地域が互いに助け合い、観光客を山梨に呼び込む仕組みが必要だ」と話している。

富士急行線河口湖駅を利用する外国人客。観光業者が連携し、インバウンド効果を国中地域へ広げる取り組みが始まる=富士河口湖町船津
富士急行線河口湖駅を利用する外国人客。観光業者が連携し、インバウンド効果を国中地域へ広げる取り組みが始まる=富士河口湖町船津
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