富士講先達たたえ顕彰碑
87歳・斉藤さん 45回登頂、功績刻む

更新日:2018年11月29日(木)

 神奈川県横須賀市を拠点とする富士講「丸伊講」の先達・斉藤義次さん(87)の功績を顕彰する石碑が、富士吉田市上吉田6丁目の御師の家「筒屋」に建立された。斉藤さんが45回にわたって富士山登頂を果たしたことなどを刻んでいる。

 顕彰碑は、12月に米寿を迎える斉藤さんの功績をたたえようと、富士講信者らが斉藤さんの定宿である筒屋の敷地内に建立した。

 斉藤さんは1943年に初めて登頂。45年に仕事中の事故で左足を骨折し、10カ月間入院した。当時の丸伊講の先達から斉藤さんの父親に「先達を継げば足を良くしてやる」と伝えられ、講員になったという。

 富士山には45回登頂したほか、富士講信者の修行の一環である内外八海巡りも行った。体力的な理由などで2011年を最後に登頂していないが、開山前夜祭や火祭りなどの行事には毎年参加している。

 10月には富士講信者らが見守る中、除幕式が行われた。斉藤さんは「顕彰碑の建立は多くの人々に支えられた結果。命ある限り、信仰を多くの人に伝えていきたい」と話していた。

石碑の後ろに立つ斉藤義次さん=富士吉田市上吉田6丁目
石碑の後ろに立つ斉藤義次さん=富士吉田市上吉田6丁目
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