マミズクラゲ、展示1年超
湧水の里水族館 国内2番目の長寿

更新日:2018年11月16日(金)

 忍野村忍草の県立富士湧水の里水族館で飼育しているマミズクラゲの連続展示が1年を超え、国内の水族館の記録としては2番目の長さになった。マミズクラゲは水質の変化に敏感で、飼育方法が確立されていない。水族館の担当者は「できるだけ長く飼育して、生態研究に役立てたい」と話している。

 同水族館によると、ハナガサクラゲ科のマミズクラゲは湖やため池などの淡水に生息。大きさは2センチほどで、寿命は3、4カ月とされているが、飼育方法は確立されていないという。

 同水族館では2015年に河口湖などで、クラゲを放出する「ポリプ」を採取。飼育担当の西中美咲さんが中心となって個体の展示や研究を始めたが、飼育開始から167日後の16年12月27日に全滅した。

 西中さんは飼育方法を見直し、17年9月に展示を再開。水槽の水を朝と夕の2回換え、複数の水槽で飼うなど水質管理に気を遣っている。「手に残ったせっけんで死んでしまうほど水質に敏感。細心の注意を払っている」と話す。

 現在は水族館2階で、成長の状況に応じて3種類の水槽で約50匹を展示。全滅を防ぐために展示室とは別の水槽でも飼育している。今年9月9日で1年が経過し、連続展示記録としては滋賀県立琵琶湖博物館の533日に次いで2番目の長さになった。同博物館は休館中で、来年3月まで飼育できれば国内1位になるという。

 西中さんは「国内でマミズクラゲを展示している施設は少ない。できるだけ長く育て、生態研究の一助にしたい」と話している。

 水族館は午前9時から午後6時まで。火曜休館。入館料は大人420円、小中学生200円。問い合わせは電話0555(20)5135。

県立富士湧水の里水族館のマミズクラゲの水槽=忍野村忍草
県立富士湧水の里水族館のマミズクラゲの水槽=忍野村忍草
県立富士湧水の里水族館で飼育されているマミズクラゲ=忍野村忍草
県立富士湧水の里水族館で飼育されているマミズクラゲ=忍野村忍草
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