富士北麓でシェアサイクル
富士急行と中国企業
周遊観光促す

更新日:2018年07月13日(金)

 富士急行(富士吉田市新西原5丁目、堀内光一郎社長)と、シェアサイクルサービスを提供する中国企業の摩拝単車(モバイク)は12日、富士北麓地域でシェアサイクル事業を始めた。駅など17カ所に専用駐輪場を設け、IoT(モノのインターネット)自転車1千台を設置。利用者はスマートフォンを使って解錠する。公共交通機関や自家用車を降りた後の移動手段として普及させ、周遊観光を促す狙い。

 富士急行によると、モバイクはスマホアプリ「ウィーチャット(微信)」を提供するテンセント社の系列会社。同社のスマートシェアサイクルサービスは、世界19カ国の200都市で2億人が利用しており、国内では4地域目。

 自転車の利用者は、あらかじめスマホに専用アプリをダウンロードし、携帯電話番号やクレジットカードを登録。自転車のサドル下に付いているQRコードをスマホで読み込むと、GPSが内蔵されたロックが自動で解除される。

 専用駐輪場は、富士急ハイランドの入園口や富士急行線の駅、富士急行のビジネスホテルやカプセルホテルなど17カ所に設置。自転車は専用駐輪場で乗り捨てることができる。

 利用料金は30分120円。駐輪して施錠すると、アプリ上で料金が精算される。GPSが付いているため、盗難の心配がなく、放置された場合はスタッフが回収する。通信に必要な電力は、利用者がこぐことで充電される。

 モバイク社は今後、富士北麓のコンビニエンスストアや公共施設などにも駐輪場の設置を進めるという。

 富士急行の堀内社長は12日の記者発表会で「モバイクで富士山エリアの交通ネットワークを充実させる。富士急ハイランドを観光の『ベースキャンプ』として利用し、富士山を長く広く深く楽しんでもらう起点としたい」と話した。

スマートフォンをかざしてロックを解除するモバイクの自転車=富士吉田・富士急ハイランド
スマートフォンをかざしてロックを解除するモバイクの自転車=富士吉田・富士急ハイランド
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