山中湖観光協会が旅行業参入
県内初、住民発案で商品開発も
湖上結婚式やトレッキング

更新日:2018年06月29日(金)

 山中湖観光協会(高村照己会長)は、村内の観光地を巡るツアーを企画するため、県内の観光協会では初めて旅行業の資格を取得した。村周辺でのトレッキングや湖上結婚式などを企画していて、旅行商品の販売を始めた。12日には地元観光業者がツアーを提案するセミナーも実施。同協会は「地元住民が創意工夫して観光客に魅力を伝える『着地型観光』を推進したい」としている。

 協会が今月11日付で取得したのは、一定の条件を満たすことで募集型企画旅行を実施できる「第3種旅行業」。県観光部によると、県内の観光協会が資格を取得するのは初めてという。村と隣接する自治体でツアーの全行程が完結することを条件として、宿泊場所や移動方法、料金などを独自に設定することができる。

 県によると、2017年に県内を訪れた観光客約3216万人のうち、74%の約2396万人は日帰り客。協会は観光客の滞在時間を延ばすとともに宿泊を促そうと、旅行業の取得を決めた。

 村周辺の山でのトレッキングやハイキング、船を使った山中湖上での挙式など約20の旅行商品を企画。観光協会の事務所で販売を始めた。

 地元住民が地域の魅力を伝える「着地型観光」を推進するため、協会員や観光業者からの提案に基づいた商品開発も検討。12日には協会員を対象としたセミナーを開催した。参加した40人はダイヤモンド富士の観賞、湖上や森林でのヨガ体験、シカの角を拾うツアー案などを発表した。

 協会事務局の横山知己事務局長は「地元の業者と協力しながら、村の観光を一丸となって盛り上げていきたい」と話している。

山中湖観光協会が会員向けに開いたセミナー=山中湖村平野
山中湖観光協会が会員向けに開いたセミナー=山中湖村平野
ページの先頭へ戻る