御師住宅、町文化財に 富士河口湖
江戸期の姿残す

更新日:2018年06月27日(水)

 富士河口湖町教委は26日、同町河口の御師住宅・本庄家母屋と中門を町有形文化財に指定した。町内で唯一現存する江戸時代の建築を維持した御師の家で、歴史的価値が高いという。

 町教委によると、住宅の屋号は「梅谷」で河口御師の元祖とされる「川口十二坊」と呼ばれる12軒のうちの1軒。主に中部、西関東方面から御坂峠を越えて訪れた富士講信者を受け入れていた。

 昨年行った調査の結果、母屋と門は1800年代初頭に建てられたとみられる。

 明治中頃に廃業したが、いろりがある客間や神事を行っていた部屋など、信者が宿泊していた当時の面影を残している。

 河口地区の御師の家は明治中頃、鉄道の整備などで廃業が相次いだ。現在は多くが廃虚になったり、リフォームされたりしている。町教委は「本庄家は江戸時代の姿を残す貴重な建物。富士山信仰で多くの人が河口地区を訪れた歴史を伝えている」としている。

富士河口湖町の有形文化財に指定された御師住宅・本庄家母屋と中門=富士河口湖町河口
富士河口湖町の有形文化財に指定された御師住宅・本庄家母屋と中門=富士河口湖町河口
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