「富士山噴火時の避難路に」
足和田トンネル建設へ知事意向

更新日:2018年06月16日(土)

 富士河口湖町が要望していた、河口湖南側の大嵐地区と、湖畔の長浜地区を結ぶトンネル(仮称「足和田トンネル」)について、後藤斎知事は15日、建設に向けて本年度中にルート策定に着手する考えを示した。同トンネルは河口湖、足和田、勝山、上九一色の旧4町村の合併協議時に地元要望として浮上。旧4町村合併による2003年の富士河口湖町誕生から、15年越しで実現に向けた動きが本格化する。

 同町の渡辺喜久男町長は15日に県庁を訪れ、後藤知事に足和田トンネルの早期建設を要望。後藤知事は富士山噴火時の避難路などトンネルの必要性に触れ、「概略ルートを本年度中に策定し、事業着手したい」と述べた。

 県道路整備課によると、トンネルは同町大嵐地区から長浜地区までの1〜1・5キロ。現在大嵐地区で整備を進めている県道と河口湖畔の県道とをつなぐ。今後、掘削する箇所や起点と終点の候補地を選び、概略ルートを決める。

 トンネル建設は旧足和田村が、富士北麓西部地域の旧4町村で構成した法定合併協議会を通じて、新町建設計画に合併支援道路事業として盛り込むことを県に求めた。県は2005年、富士河口湖町の船津地区から勝山地区まで約1・4キロの県道整備に着手し、16年3月に供用開始。勝山地区から大嵐地区の740メートルの工事も進め、本年度中の全線開通を目指している。

 渡辺町長は要望後の取材に「これまで何度も要望してきた。大きな事業だが、着工までこぎ着けてもらえることを願っている」と話した。

後藤斎知事(右)にトンネル建設を求める要望書を提出する富士河口湖町の渡辺喜久男町長=県庁
後藤斎知事(右)にトンネル建設を求める要望書を提出する富士河口湖町の渡辺喜久男町長=県庁
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