<Mt.富士ヒルクライム>世界遺産、自転車で挑む 10日号砲
標高差1255メートル、9917人が挑む

更新日:2018年06月08日(金)

 世界文化遺産・富士山を舞台にした自転車ロードレース「富士の国やまなし 第15回Mt.富士ヒルクライム」(同実行委主催)が10日、富士山有料道路(富士スバルライン)をコースに開かれる。15回を数える大会は、富士山の麓から5合目までを一気に駆け上がるコースが多くの自転車ファンの心をつかんで離さない。今回は約1万人がエントリー。全長24キロ、標高差1255メートルのコースでさまざまなドラマが生まれそうだ。

 今大会のエントリー数は9917人。大会は車種による部門はなく、同大会など過去のレース成績を参考に選ばれた「主催者選抜クラス」の男女2カテゴリーのほか、年齢、性別で14のカテゴリーを設定。カテゴリー別の表彰もある。

 さらにブライテストホープ賞として12〜22歳(大会当日の年齢)の出場者の中で最も将来性のある走りを見せた男女各1人を主催者が選び、表彰する。

 選手は、富士吉田市上吉田の富士北麓公園をスタートして、富士スバルライン料金所から計測を開始、富士山5合目でゴールする。第1スタートは、主催者選抜クラス男子が午前7時に出発する。2分後に同クラスの女子が、以後、過去の同大会のタイムなどを考慮したカテゴリー順に5分おきにスタートする。

 国内にある山岳コースを走る自転車レースは70〜80あるが、同大会は国内で最長レベル。ゴールの富士山5合目まで程よい勾配が続くため、女性や初心者でも楽しむことができる。昨年の完走率は98.16%。完走者の最高年齢は79歳、最年少は12歳だった。

 完走者には完走証と自転車のハンドルの高さを調整するリング「コラムスペーサー」が贈られる。完走者のうち、1時間5分以内の人はゴールド、1時間15分以内の人はシルバー、1時間30分以内の人はブロンズ、それ以降のタイムの人には男子がブルー、女子はピンクのリングが贈られる。

 大会開催に伴い、富士スバルラインは10日午前3時から午後1時45分まで一般車両が通行止めになる。

 大会の実行委員会は、富士山の保全活動に役立ててもらうため、参加費の一部として306万444円を県に寄付。5月に浅川力三大会会長が県庁を訪れ、後藤斎知事に目録を手渡した。

 渡辺正志大会実行委員長は「多くの人々の協力を得て15回を迎えることができ、世界でも指折りの人気大会へ成長した。全面的にサポートするので参加者は思う存分楽しんでほしい」と話している。

ゴールに向けて疾走する選手たち=富士山5合目付近(2017年)
ゴールに向けて疾走する選手たち=富士山5合目付近(2017年)
5合目のゴールを目指し富士山有料道路を力走する参加者=山日YBSヘリ「ニュースカイ」(NEWSKY)から空撮(2017年)
5合目のゴールを目指し富士山有料道路を力走する参加者=山日YBSヘリ「ニュースカイ」(NEWSKY)から空撮(2017年)
ページの先頭へ戻る