冬の富士登山自粛を
富士吉田署 1合目手前で啓発

更新日:2017年11月20日(月)

 冬の富士山での遭難を防止しようと、富士吉田署は19日、吉田口登山道1合目手前の「馬返し」で、登山の自粛や注意を呼び掛ける啓発活動をした。来年春まで原則として毎朝、登山者への呼び掛けを続けるという。

 活動は、富士山で昨冬、登山者の滑落死が相次いだことを受けて実施。この日は、署員6人が馬返し付近に立ち、冬山の危険性などを伝えるチラシを登山者に手渡した。

 富士登山を巡っては、山梨、静岡両県などが万全な準備をしない夏山期間(7月〜9月上旬)以外の登山を禁止するガイドラインを策定している。ただ、強制力はなく、冬の遭難事故が相次いでいる。同署によると、昨年11月〜今年1月に富士山の山梨県側で事故が6件発生。5人が死亡した。

 同署地域課の久保田篤史課長は「冬の富士山の斜面はスケートリンクのように滑りやすく大変危険。登山を自粛してほしい」と話した。〈一ノ瀬伸〉

冬山の危険を訴えるため、登山道の手前に立つ署員=富士山1合目下の馬返し
冬山の危険を訴えるため、登山道の手前に立つ署員=富士山1合目下の馬返し
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