雪割灯

雪割灯
(ゆきわりとう)

 富士急行が12月から3月の冬季、富士急行線河口湖駅―大月駅間の線路の切り替えポイントを降雪や凍結から守るため、灯油を燃料にした火で線路をじかに温める融雪装置。厳寒地の鉄道はほとんど電化、集中管理している中、駅員の手によって取り付けられ、点検される雪割灯は、沿線住民に「冬を告げる風物詩」として知られる。

 同社によると、この雪割灯は同線が開業当初から設けられている。ポイントは気温が氷点下10度以下になったり、降雪が3センチ以上になったりすると、切り替えレールの間が凍り付き信号電流が流れなくなるため、温めて切り替えに支障がないようにする。ポイントは全線に42カ所あり、1カ所に5〜7基、全線で150基以上の雪割灯を設ける。

 雪割灯は弁当型、ランタン型などと形を変えてきたが、現在は長さが約50センチ、高さはレールより低い約10センチの細長い器具で、近くの灯油タンクからパイプで灯油を流し込み、燃焼する炎でレールを横から温める。毎年、約15回点火させるという。

 山梨県の北端、JR小海線清里駅は約30年前まではランプを使ってたがその後、電化して電熱線によって凍結防止している。
取り付けた雪割灯の点火状況をチェックする駅員

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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