富士山の入山料・協力金に関するアンケート [6]

富士山の入山料・協力金に関するアンケート [6]
 山梨、静岡両県が、富士山の登山者を対象に実施した入山料(協力金)に関するアンケート。アンケートは山梨県の吉田口、静岡県の富士宮口、御殿場口、須走口の4登山道で、下山者を対象に実施。入山料の試験徴収をした2013年7月25日〜8月3日の午前9時〜正午に協力を求め、3261人(山梨側1367人、静岡側1894人)が回答。

 結果によると、入山料導入の賛否では、賛成78.7%、反対3%、どちらとも言えない15.2%。試験徴収に協力した人は67.8%で、協力しなかった人は28%だった。協力しない理由は「任意だから」(34.2%)が目立った。

 協力できる金額を聞いたところ、「1000円〜2000円未満」が最多の44.6%。「3000円〜5000円未満」14.3%、「2000円〜3000円未満」10.9%などと続いた。

 入山料を徴収する対象としては「山頂を目指す登山者」が65%だった一方で、観光客も含まれる「5合目の来訪者全員」を求める回答も28.3%に上った。

 入山料の使い道として期待する内容は、「ごみ処理など美化清掃活動の強化」が最も多く46.9%。「環境配慮型トイレの導入と整備」30.8%、「登山者が利用する施設や情報の充実」15.7%などが多かった。

 協力金の徴収方法については、「すべての登山者から同じ金額を徴収したほうがよい」が68.9%だったのに対し、試験実施と同じ方式の「協力したい人が払えばよい」は24.8%にとどまった。

 今回のアンケート結果から、強制徴収には山梨県の横内正明知事が慎重姿勢を示しているのに対し、強制徴収を望む人が7割近くに上ったことで、登山者が求める公平な徴収の在り方が課題となる。両県でつくる富士山世界文化遺産協議会作業部会はアンケート結果や有識者の意見を踏まえ、具体的な徴収方法、徴収金額、使い道などを検討。2014年の夏山シーズンに入山料を本格的に徴収する。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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