富士山の入山料・協力金に関するアンケート [4]

富士山の入山料・協力金に関するアンケート [4]
 山梨日日新聞が2013年6月29、30の両日、富士山が世界文化遺産に登録されて初めて迎える山開きを前に、山梨県側5合目の登山者や観光客を対象に行った、入山料に関するアンケート。回答者は218人で、うち登山者127人、観光客88人、無回答3人。

 富士山では、山梨、静岡両県が7月25日〜8月3日に入山料(協力金)の試行徴収を計画。アンケートでは8割以上の人が入山料を払うと回答した。その理由として多くの人が「環境保護のため」を挙げ、払ってもいいと考える額は、両県が試行徴収する1000円が最も多かった。

 入山料を求められた場合、84.9%が「払う」と回答し、理由では「環境保全のためなら納得できる」(埼玉県の28歳女性)のほか、「マナーの悪い登山者を減らせる」(東京都の22歳女性)という声もあった。

 払うとした人に徴収方法を聞いたところ、81.6%が「強制で徴収すべきだ」とし、「払ってもいいと思う人から集めるべきだ」は14.6%にとどまった。

 払ってもいいと考える額は、1000円が41.1%で最も多かったが、2000円以上とする回答も合わせて37.3%に上った。2012年夏に山梨日日新聞と静岡新聞が合同で行った同様のアンケートでは、500円が最も多く4割を超えたが、今回は17.8%で3番目だった。

 群馬県の会社員女性(37)は「年に何回も登る人に対しては、定期券や年間パスポートを発行しては」と提案していた。

 一方、入山料を払わないと回答した人は5.0%にとどまった。「無料だから登りたい」(東京都の19歳男性)という声のほか、「使い道など不確定な要素が多い。もっと導入の意義を説明してほしい」(宮城県の36歳女性)との注文もあった。

 また、入山料(協力金)に対する意識を登山者と観光客に分けて分析すると、払ってもいいと考える入山料の額を2000円以上とした割合は、登山者の方が観光客より15ポイントほど高かった。受益者として、より多く負担してもよい、との意識がうかがえた。

 協力金を「払う」と答えた人に、いくらまで払えるか聞いたところ、登山者は「2000円」が24.8%、「5000円以上」が19.3%で、両方合わせると44.1%に達した。山梨、静岡両県が試行徴収(7月25日〜8月3日)する額の「1000円」は33.9%だった。一方、観光客は「2000円」が21.1%、「5000円以上」が8.5%で、合計29.6%。「1000円」と回答する人が圧倒的に多く、割合は53.5%だった。

 協力金を「払う」と答えた割合は、登山者が85.8%で、観光客の80.7%より5.1ポイント高かった。ただ、徴収方法については、「強制」と答えた割合は登山者が80.7%に対し、観光客の方が85.9%と高かった。
富士山NET−富士山の入山料・協力金に関するアンケート [4]
富士山アンケートの結果
富士山の環境保全のため登山者から入山料(協力金)を徴収する計画があります。入山料徴収を求められたら、あなたは払いますか
払う 84.9%
払わない 5.0%
分からない 10.1%
「払う」と答えた人にお聞きします。協力金(入山料)の徴収方法についてどう考えますか
全登山者から強制で徴収すべきだ 81.6%
払ってもいいと思う人から集めるべきだ 14.6%
その他 2.2%
「払う」と答えた人にお聞きします。いくらまでなら払ってもいいと考えますか
100円 0.0%
500円 17.8%
1000円 41.1%
2000円 23.2%
5000円以上 14.1%
その他 2.7%


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